カードをめくってお題に答える8冊の本で「タコ」紹介
1冊目
草枕
夏目漱石 / ポプラ社
小学5年生の時に見栄をはって手に取ってみたものの、断念しました。今回このお話しをいただいて、改めて挑戦してみましたが、「智に働けば角が立つ」「情に棹させば流される」「意地を通せば窮屈だ」が、現代にも通じる人間関係を的確に表現しているところが非常に面白く、自分の事となると喜怒哀楽の感情がおきてしまうのにも関わらず、同じ情景を「絵画」「芝居」「小説」で第三者的に見つめると自分に関係ないものとして「棚に上げる」。なるほどなぁ、と、またこの本に出会えたことに、感謝しております。
2冊目
利他
稲盛和夫 著 / 瀬戸内寂聴 著 / 小学館
禅の教えで「利他」という言葉があるのは知っており、瀬戸内寂聴さん、稲盛和夫さんの共著ということで、この本を手に取りました。令和3年に瀬戸内寂聴さん、令和4年に稲盛和夫さんが亡くなられ、もうお声を聞くことができないと思うと、本当に捨てられない一冊に出会うことができました。
4冊目
花田少年史(1)
一色まこと / 講談社
少年マンガです。車にはねられ一命をとりとめた少年が、事故以降、幽霊が見え会話が出来るようになり、未練があって成仏できない幽霊の願いを、懸命にかなえようとする。りん子という少女の願いを叶えるお話しは、今でも涙が流れます。
5冊目
世界で一番美しい空港
エクスナレッジ
建築物を見るのが好きな私、コロナ禍で出かけることもままならない時勢にあって、世界を旅行している気分にもなれるこの本は、眺めているだけで気分転換できる一冊です。
6冊目
怒らないこと
アルボムッレ・スマナサーラ / 大和書房
私は正しいという考え方から、私は間違っているのではないかと考えるようにする。これからの人生を生きていく上での参考書になれば、と手に取りました。
7冊目
人は話し方が9割
永松茂久 / すばる舎
この本を何冊も持っている、というのではありません。このシリーズを全て揃えている、が正しいです。コミュニケーションは話し方・聞き方が大切で、参考にしている本です。
8冊目
鉄道ファン
交友社
明石に電車の車庫がなかったら、いわゆる鉄っちゃんにはならなかった、かもしれません。鉄道のある風景も、鉄道がある背景も、乗るのも撮るのも。明石公園から見える明石駅に入線する列車を見ているだけで、時間がたつのを忘れます。
★マークのある本は、版元品切れで入手不可となります。そのほかの本に関しても手に入りづらい本もございます。