カードをめくってお題に答える8冊の本で「タコ」紹介
1冊目
センス・オブ・ワンダー
レイチェル・カーソン 著 / 上遠恵子 訳 / 新潮社
この本をくれたのは「海を体で感じろ」と教えてくれた恩師です。自然を愛しむ感覚がとても腑に落ちたのと同時に、環境問題を身近な存在として意識するきっかけにもなりました。自然を感じて生きることが環境を守ることにつながるというスタイルに落ち着いたのは、この本のおかげかもしれません。
2冊目
クジラの海をゆく探究者たち(上下巻)
リチャード・J.キング 著 / 坪子理美 訳 / 慶應義塾大学出版会
昔、推しのマッコウクジラに魅かれて読んだメルヴィルの『白鯨』。面白く描かれたフィクションだと思っていました。作者の体験を基にしていることもあり、物語から当時の社会情勢や自然史、歴史などさまざまなことが読み取ることができるなんて目から鱗です。視野がうんと広がっていきます。
3冊目
はてしない物語
ミヒャエル・エンデ 作 / 上田真而子 訳 / 佐藤真理子 訳 / 岩波書店
図書室の奥で、えんじ色の布で張られた本を見つけたときは、宝物を見つけたような気分でした。物語はそこから始まっていたんです。気がつくと遊びも食事も忘れていて、今どっちの世界にいるんだろうと思うほど、本の世界に引き込まれていました。その後、映画もあると知り、ドはまりしました。
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- 13 | 9784001109818
4冊目
What's Michael?
小林まこと / 講談社
犬、鳥、ハムスター、金魚…いろんな動物を飼っていましたが、猫だけは飼えず。本棚の奥に隠されていた(?)大人な絵柄にドキドキしながらちょっと拝借。猫ってこんな生き物なわけないやんって笑って読んでたのに、今わが家にいる猫は黒猫版マイケル。二本足で踊ったりはしませんけどね。
5冊目
ワンダフルクロッシェ
日本ヴォーグ社
日々新しい編み方が出てくる編み物。趣味でもあり修行でもあります。一本の糸からさまざまな表情、形を出せるばかりでなく、スルスルっと解けばまた一から始められるのがまたいいんです。編み図をもとに思い描くままに作品が作れるので、編み図の本は出るたびに集めてしまうのです。
6冊目
ニットマルシェ
日本ヴォーグ社
「毛糸だま」と迷ったのですが、どちらかというと棒針よりかぎ針派なので、こちらを選びました。技法に関わらず実用的でサクッと編める作品が多めな雑誌です。初心者時代からお世話になっています。春・夏と秋・冬に発行されるので季節を感じながら、じっくり編めます。
7冊目
世界のクジラ・イルカ百科図鑑
アナリサ・ベルタ 編 / 山田格 監訳 / 黒輪篤嗣 訳 / 河出書房新社
クジラの種類は90以上!仕事柄覚えていなければならないのですが、私はすぐに忘れてしまう質なので、この本をデスクに飾って、いつでも手に取れるようにしてます。イラストも写真も豊富で情報満載!行ったり来たり、付箋を貼ったり、ネットで検索するよりもしっかり頭に入ります。
8冊目
ピーターラビットの絵本シリーズ
ビアトリクス・ポター さく・え / いしいももこ やく / 福音館書店
世界で最も有名なうさぎピーターと仲間たちのお話。おかしな隣人たちだけど、ふふふっと笑って許せてしまうから不思議です。ピーターたちは学校でも人気者で、毎日のように図書室に通っては本棚に現れるのを待ち構えていました。小さな本だけど、24冊読破したときの幸福感といったら!!
★マークのある本は、版元品切れで入手不可となります。そのほかの本に関しても手に入りづらい本もございます。